ダイバーシティの観点で男性や女性という属性で論ずることに違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、多種・多様な人財が活躍をしていくという観点では、ライフステージの観点で仕事のキャリアを中断せざるを得なかった方々に着目し、必要な施策を講じることは個人的に必要であると考えております。
その観点でデジタル人材育成の脈絡で「女性のデジタル人材育成」について論じ、事例を紹介していくことも重要であると考えます。デジタル人材育成学会でも発足当時から「女性のIT技術者が活躍するためには」「デジタル・ITの観点でどのようにキャリアを積んでいけるのか」という観点で学会内の有識者で複数回討議をしてきました。
今回は東京都および山口県、愛媛県の自治体主導の女性のデジタル人材育成の取り組みについて紹介をすることで、「女性デジタル人材育成」の最新の動向を紹介したいと思います。