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英国国立シェフィールド大学 東アジア研究所から取材を受けました

イングランドの『英国国立シェフィールド大学 東アジア研究所』の講師/助教授の「柴田さおり博士」から取材依頼があり、MAIA本社までお越しいただき、SAPジャパン様と共に私たちが全国で活動している『女性活躍推進』という観点からインタビューにお応えさせていただきました。
尚、本日の取材は、「日本の現代資本主義モデルにおけるデジタルジレンマ」 という研究テーマ論文の一部としてグローバル発信していただけることになりました。

研究について

研究タイトル「日本の現代資本主義モデルにおけるデジタルジレンマ」

この研究では、日本の社会がデジタル化によってどのように変化しているのか、特に、デジタル技術が私たちの働き方や民主主義にどのような影響を与えているのかを深く探求します。具体的には、日本独自の社会背景のもとで、デジタル技術が労働者のエンパワメントや民主的な意思決定にどのような機会と課題をもたらしているのかを明らかにすることを目指しています。
詳細については以下の研究目的をご参照ください。

なぜ取材依頼をしたのか

デジタル化の最前線で活躍されている、もしくはデジタル化による仕事、社会、政治、デモクラシー等への影響について貴重な経験と知見をお持ちであると判断し、ご協力をお願いしております。

研究目的

本研究では、日本におけるデジタル・ジレンマを調査し、デジタル化が社会生活や政治生活にどのような機会とリスクを同時にもたらすかを検証します。具体的には、デジタル化による労働者のエンパワーメント、仕事の満足度、民主的自己決定に与える影響を日本独自の社会経済的背景と政治制度がどのように媒介するかを理解することを目的としています。デジタル技術と日本の資本主義モデルの相互作用を探ることで、デジタル化が人間の繁栄を促進する条件と、既存の不平等を悪化させる条件や個人の自律性を損なうようなケースがあればそのような問題点を指摘しようと思います。

この研究では、労働者の機会・エンパワーメントの向上、職場の協力関係の改善、民主主義への市民参加の強化など、デジタル化の潜在的なメリットに焦点を当てるだけでなく、デジタル化による監視の強化、雇用の不安定化、既存の権力不均衡を悪化させるリスクなど、潜在的なマイナス面も認識して調査を進めます。こうした潜在的なメリットとデメリットが、日本特有の社会的・政治的背景の中でどのように顕在化しているかを分析することで、デジタル化が個人と社会に与える多面的な影響について、より深い理解に貢献することを本研究の目的としています。


<英国国立シェフィールド大学 東アジア研究所/柴田さおり 関連WEBサイト>
https://www.sheffield.ac.uk/las/people/east-asian-studies-staff/saori-shibata
https://leidenasiacentre.nl/people/saori-shibata/

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