女性が自分らしく働く環境を作るため、女性デジタル人材の育成と全国の企業・自治体のデジタル化支援を行う株式会社MAIA(本社:東京都港区、代表取締役:月田 有香、以下「MAIA」)は、BPaaS型オンラインアウトソーシングとDXコンサルティングを通じて企業のバックオフィス変革を支援するメリービズ株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:山室 佑太郎、以下「メリービズ」)と業務提携いたします。本提携により、MAIAが育成する「でじたる女子」人材と、メリービズの経理DX支援とを掛け合わせ、全国の中小企業の業務効率化と女性デジタル人材の活用を推進してまいります。
| 業務提携の背景と目的 |
労働人口減少に伴う慢性的な人材不足、そしてテクノロジーの急速な発展といった社会構造の変化を背景に、全国の中小企業は多岐にわたる経営課題に直面し、中でも人材活用の見直しが喫緊の課題となっています。これらの課題を解決し、持続可能な経営基盤を築くためには、属人化しがちな業務プロセスの抜本的な見直し、人材のリスキリングによる組織体制の強化、キャッシュフローの可視化と資金繰りの最適化、そしてクラウド・SaaSなどを通じたAI技術の活用といったDXの推進が不可欠です。しかし、こうした取り組みを担う専門知識を持つ人材の不足が、中小企業のDX推進の大きな障壁となっています。
MAIAでは、こうした社会課題の解決に向け、全国の自治体や企業と連携して「でじたる女子プロジェクト」を展開し、これまでに3,000名以上(2025年5月末時点)の女性にデジタルスキルの習得と就労の機会を提供してきました。特に販売管理や会計に関連するSAP(基幹業務システム)のスキルは、経費精算や支払い管理などの日常業務にも応用でき、中小企業の経理DXにも貢献し得るものです。
しかし現状では育成した「でじたる女子」人材の就労先は都心部の大手企業が中心であり、中小企業における経理DX人材としてのニーズに拡大の余地があると考え、その可能性を模索していました。
こうしたなか、経理領域を中心に中小企業のDX支援に取り組むメリービズとビジョンが一致し、本業務提携に至りました。両社の強みを掛け合わせることで、中小企業の経理DX推進と女性デジタル人材の新たな活躍機会創出を実現する新たな仕組みの構築を目指します。
| 業務提携の主な内容 |
「ビジネスを楽しく」をビジョンに掲げ、「バーチャル経理アシスタント」「メリービズ経理DX」など経理DX支援サービスを提供するメリービズとの提携により、双方の強みを生かした中小企業向けの経理DX支援を強化します。販売管理などの企業の収益に直結する業務に強みを持つMAIAと、月次決算など経理業務全般に強みを持つメリービズの連携により、幅広いニーズに対応した支援体制が可能となります。MAIAが育成した「でじたる女子」人材がメリービズの経理DX支援に参画することで、中小企業の経理DX推進と女性の新たな就労機会創出を同時に実現する新たな事業モデルを構築します。
なおMAIAは本業務提携に伴い、メリービズが展開する「メリービズパートナープログラム」に正式に参画し、経理DX支援サービスの紹介パートナーとして活動を開始します。これにより、メリービズのサービスを必要とする企業に対して、適切かつ迅速に案内できる体制を整え、支援を一層強化いたします。
| 今後の展望 |
MAIAとメリービズは、これらの取り組みを通じて中小企業の経理DXを推進し、企業がコア業務に集中できる環境を提供します。さらに、女性デジタル人材の多様な働き方を支援し、新たな就労機会の創出にも貢献してまいります。
| 会社概要 |
<株式会社MAIAについて>
MAIAは「Co-Create the Future 誰もが個として自立し、自由に自分らしく生き、共創できる社会を創造する」をミッションとして掲げ、女性活躍×地域×ITをかけあわせた事業を展開しています。女性のITスキル向上を支援し、スキルを習得した方々の活躍を後押しすることを通じて国や地方自治体、企業のDXを推進しています。
【本社所在地】東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー16F
【設立】2017年11月
【代表者】代表取締役社長 月田 有香
【資本金】2,330万円
【ホームページ】https://www.maia.co.jp/
【事業内容】リスキリング・就労支援、地域活性化支援、ITコンサルティング