インタビュー

新たな価値を生み出すことを実現|「糸満でじたる女子プロジェクト」1期生 城間 ちあきさんインタビュー

MAIAでは女性がライフスタイルの変化に影響されずに自分らしく働きつづけられるよう、「でじたる女子プロジェクト」を通じてスキル習得の支援を行っています。今回は「時間に捉われない働き方」の実現を目指して「糸満でじたる女子プロジェクト」に参加し、正社員からフリーランスへとワークシフトを果たした沖縄県糸満市 城間ちあきさんに、MAIAでの学習体験についてお話をお聞きしました。

城間 ちあきさん
シングルマザーとして2人の子どもを育てながら正社員として働いていたときに、MAIAがリスキリング講座を提供する「糸満でじたる女子プロジェクト」と出会う。
IT業界未経験からでじたる女子として経験を積み、現在はフリーランスとして在宅ワークでシステムの保守管理に従事している。ロジェクトをサポーターとして支えている。趣味でイラストも手がける。


ー MAIAやでじたる女子プロジェクトと出会う前に抱えていた課題はなんですか?

「自由がない」ということを感じていました。シングルマザーとして2人の子どもを育てながら正社員として働いていたため、家に帰ってからも育児や家事をこなす、という日々を過ごしていました。収入が低く、時間もなく、「なんとかこの状況を変えたい。時間に捉われない仕事はないだろうか」と思っていたところで「糸満でじたる女子プロジェクト」に出会いました。

ー でじたる女子プロジェクトに参加しようと思った決め手はなんですか?

体調を崩し、お医者さんから「フルタイムでの労働はむずかしい」と言われたため市役所の子供未来課に相談に行ったところ「糸満でじたる女子プロジェクト」のことを教えてもらったんです。パソコンをさわったこともなくIT業界も未経験でしたが、MAIAの担当の方が付いて初心者でも丁寧にサポートしてくれるとのことで、チャレンジしてみようと思いました。

ー でじたる女子プロジェクトでは、実際にどのようなことに取り組みましたか?

ITスキルやビジネスマナー、金融講座などを3ヶ月半に渡って学びました。はじめは聞き馴染みがないIT用語やカタカナが多くわからないことばかりでしたが、自分が時間をとれるときに動画をみながら学ぶことができ、繰り返し動画をみて学んでいきました。

自分で教科書を読んで学ぶような形だったらくじけていたと思いますが、MAIAの講師の方が画面の向こうから応援してくれている気がしてがんばることができました(笑)。「糸満デジタル女子プロジェクト」は市からの補助があるため、無料で受講することができたのもとても助かりました。

ー 受講中はMAIAからどのようなサポートがありましたか?

オンラインでの受講は淡々と学んでいくイメージがありましたが、MAIAの担当の方がいつでも相談しやすい雰囲気をつくってくださったり、不安なこともうまく聞き出してくださっていたのが印象的でした。実際には会ったことがないのに既に知り合いかのような感覚でした。

就業が決まってからも、仕事に慣れるまではMAIAの担当の方がクライアント企業と私の間に入ってサポートしてくれました。

ー 具体的にどのような成果がありましたか?

以前の収入と比べて2倍以上になりました。就業してから何度か昇給がありモチベーションも上がっています。時間の面では週5フルタイムだった仕事が週3の在宅ワークになったので、自分の体調や子どものことを優先できるようになりました。

今では生活が安定して時間的にも精神的にもゆとりができて、趣味や余暇を楽しめるようになりました。自信も出てきていろいろなことに意欲が湧いてきてチャレンジしたくなる好循環が生まれています。子どもはお母さんの“ゆとり”次第で変わるので、子どもにとっても良かったようです。

糸満でじたるプロジェクトでは私が初の受講者だったこともあり、全国メディアから取材を受けたり、私の周りでもチャレンジしたいという人が出てきています。

ー どのような方におすすめしたいですか?

私と同じような境遇のシングルマザーの方や介護をされている方におすすめしたいです。また、そうでなくても糸満市内では貧困に悩んでいる家庭も多いので、そういった方々にもぜひ知ってほしいです。

ー 今後の展望や取り組んでいきたいことについて教えてください

MAIAのリスキリングのおかげで今の生活があるので、本当に感謝しています。今後も自分自身でスキルアップして仕事の幅を広げていきたいですし、でじたる女子が沖縄でも増えていくように活動していきたいと思います。

 

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